2021.02.20WE LOVEとよたフェスタ「i心(あいあい)講座」
2021年2月20日にWE LOVEとよたフェスタ参加イベント「i心(あいあい)講座」が開催されました。
WE LOVEとよたフェスタ「i心(あいあい)講座」
■日時:2021年2月20日(土) 18:30~20:30
■場所:アトリエ柿本
■内容:テキスト/イソップ寓話集 山本光雄/訳 岩波文庫 赤-103-1より
「狐と葡萄の房」・「狐と龍」・「狐と樵夫(きこり)」
■参加者:8名
■参加費:300円
今日の「i心講座」は予定では市民活動センターで開催されるはずでした。ところがコロナウイルス感染拡大対策がとられ、「緊急事態宣言」が発令されたことにより、活動センターが20時で閉まることになったので場所を変更して開催することになりました。
今日の進行は、中京大学斉藤ゼミ3年生吉村さんと山口さんです。2回の練習を経ていよいよ本番を迎えました。17時30分に到着したお二人が「スゴイ! 会場ですね」と。
今日は集まりが良くて少し早めからスタートしました。まず最初に「振り返りシート」の記入から始まります。テストをしている感じですね。「今の気持ち」を記入しています。
■「狐と葡萄の房」
飢えた狐が食べたくても食べられなかった葡萄をみて「まだ熟れてない」と言ったという短いお話
・負け惜しみを言いたくなる心境って…?
・昔も今も言い訳を口実にするのは同じだな
・身の程を知ることは大切だ
・キツネは脚立をはこべないよね
進行担当は吉村さん。輪読・意見交換と進みます。参加者より「テキストには葡萄棚って書いているけど、もう一冊の本には何て書いてあるのかな?」という質問が出たので、もう一人の司会担当山口さんが調べました。吉村さんが持っているのがテキストとして使っている「イソップ寓話集」です。
■「狐と龍」
一匹の狐がぐっすりと眠っている龍を見て、龍の体の長さを羨ましく思って自分も同じ長さになりたいとしたけど無理をして裂けてしまったというお話。
進行担当は山口さんです。輪読をして意見交換となります。
・夢に向かって一生懸命というところがいいな
・結果は可哀想だけど、一生懸命に生きることは大切だと思う
・平凡って大事かも
「どうしてキツネが龍を目指すの?」という質問でもう一冊の本を確認すると、そこには同じ番号で「蚯蚓(みみず)と蛇」というお話が見つかりました。ミミズと蛇の方がイメージが近いよね。
■「狐と樵夫(きこり)」
猟師に追われた狐が樵夫を見つけてかくまってもらいましたが、その樵夫は猟師に狐の居場所を教えようとして失敗。狐は命拾いをしましたが、裏切った樵夫に捨て台詞を残して別れたというお話。
進行を吉村さんに交代して輪読・意見交換と進みます。
・樵夫はなんで狐を裏切ったのに「命を助けたのにお礼を言わない」と言うのかな?
・みんなにいい顔をしたいというのは八方美人ってことかな
・八方美人ってダメですか?
「八方美人」ってどういう意味?という質問が出たので山口さんが電子辞書で調べています。私たちが日常で使っている言葉のイメージはそれぞれ違っているので一度辞書を調べて確認します。するとその違いからくる誤解が生じる可能性も見えてくるので質問はいつも良い学びになります。
今日の「i心講座」はWELOVEとよたフェスタのイベントとして開催したのでWELOVEとよたフェスタのアンケート、ゆめぱレットのアンケート、いつも書いてもらう「ひとこと感想」と書き物が盛りだくさん。「アンケート、ちょっと多くないですか」という声もたくさんありました。ご迷惑おかけしました。ごめんなさい。
みな様からいただいた感想をご紹介
■もろもろ難しい。考えすぎてあたまがまわらない。
■大学生のファシが馴染んでこられました。拍手です!
■長年の疑問がとけるイメージができました。考えを深めたいです。
■みなさんの笑いのセンスがすばらしく、楽しい講座になったと思う。ただ楽しいというのではなく、最後まで熟考して一歩踏み込んだ解釈ができたので良かったと思う。
■全く違う受け取り方が顕著に表れた回だったと感じた。
■一人ひとりが自分の人生を重ねて話ができたのが素晴らしい。
■自分に能力がないのにやる。身の程を知らないといけない。無理をしてしまうと身をほろぼす。
■冷静な感想を聞くとハッとさせられる。自分のものの見方を反省させられた。
アトリエ柿本で開催した初「i心講座」でしたが、お話を深く考えることができて良かったです。また機会があればアトリエで開催も良いかもしれません。お疲れ様でした!
※容量削減の為、写真を削除と一部表現の変更を行いました。写真つきの元記事は下記のリンクをご覧下さい。
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